第172回  総務部 インプット・思考・アウトプットについて

情報が爆発的に氾濫している時代にAI(人工知能)という強力なツールが出現し、どのように活用すべきかを考えさせられる状況にあります。
そこで、インプット・思考・アウトプットの関連性について考えてみたいと思います。

インプットは思考の原材料です。情報・経験・感情など、外から受け取る全てのものです。
思考はインプットを加工・変換するプロセスです。解釈・分析・統合・判断などが含まれ、ここで情報に意味と方向性が与えられます。
アウトプットは思考の結果を外に表現したもの。言葉・行動・作品などの形をとります。
そして重要なのがフィードバックループだと言われています。アウトプットが新たなインプットとなり、思考を更新していくことで、学習と成長が生まれます。三者は一方通行ではなく、循環する関係にあります。

以上の関係を図式化すると以下のようになります。

次に、AIの活用の仕方について考えてみたいと思います。
インプットの段階では、情報の収集・整理と素材集めに活用すると劇的に効率化がはかられると考えられます。思考の段階では、自分の思考の壁打ち相手として使うことによって自分の思考力が育つように思います。AIを「思考の代替」ではなく「思考の拡張」として使ってみてはどうでしょうか。
アウトプットの段階では、草案、たたき台、フォーマットの整形等においては効率化と質の向上につながると思われます。

以上を踏まえて以下の点が課題として挙げられると考えています。

  1. 情報収集にかける時間を必要最低限にして「考える」時間を如何にして増やすか。
  2. トライ&エラーを繰り返しながら、思考力を高め、アウトプットを最大にできるか。
  3. 人と異なるものの見方や考え方ができて、新しものを生み出すことができるか。
  4. 成果、結果を出し続けている人は、インプットよりもアウトプットを重視していると言われていますが、自分に合ったインプット・思考・アウトプットの関連性を構築することができるか。
  5. AIとの付き合い方においては、AIに依存するのではなく自分の判断力、問題提起力、統合力などを手放さずにAIを活用することができるか。

これから人間の脳の機能や仕組みの解明が進み、AIも進化していくなかで、人間とは何かを考えながら学びと自己成長を続けていきたいものです。

取締役 総務部長
栗本 英万
(2026年5月)